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ルノーのSUVってどれぐらいご存知ですか? その2

松山にお住まいで、被災された方々には心からお見舞い申し上げるとともに

復旧作業に尽力されている皆様には安全に留意され、

ご活躍されることをお祈りいたします。

また、松山の方々だけでなく、今現在も雨が降っている地域の方々は

天気予報に耳を傾け、集中豪雨、線上降水帯などが予報されている地域の方は、

くれぐれもお気をつけてください。

では参りましょう。昨日は嫁さんの誕生日祝いということで、

車屋というお店にて和食を堪能してきましたナパです。

大きな池のある素敵な日本家屋で、ちょっとした非日常を

味わってきました。

さて、前回からの続き、本国ラインナップのルノーのSUVについてです。

前回はエスパスとオーストラルの二車種について紹介させていただきましたが、

今回はラファールとシンビオズの二車種をご紹介いたしましょう。

まずはラファールから。

ラファールは、ルノーSUVの最上位クラスのモデルです。

アルカナの上位モデルに当たるSUVクーペで、

価格も最上位モデルに相応しく、ベースモデルで4万5000ユーロ、

日本円で約780万円からと、なかなかの価格となります。

サイズは全長4710mm、全幅1860mm、全高1610mmと、

これまたなかなかの巨体を誇ります。

あのエスパスを押し除けてのフラッグシップですから、開発陣に

どれほどの気合が入っていたかは、想像に難く無いですね。

実はこのラファールは、2020年からデザインディレクターに就任した

ジル・ヴィダル氏が全面的に指揮を奮った最初のモデルとなります。

彼はシトロエン、プジョーと渡り歩き、ルノーに引っ張られた人物。

そう聞くと、グリル周辺のトレンドに少し前のプジョーとの

近似性を感じなくもありません。

当初は、パワートレインは1.2リッターターボにモーターという組み合わせで

前輪を駆動させるモデルのみでしたが、この2024年から後輪に

モーターとバッテリーをプラスしたエスプリ・アルピーヌ(日本円で約850万円〜)

が追加され、駆動方式が4WDになるとともに、パワーがノーマルの

200PSから300PS と1.5倍にアップ。

さらに4輪操舵の「4 Control」も搭載し、俊敏なフットワークを得ているようです。

オールシーズンどこにでも行けて、町中もワインディングも楽しめそうなSUVですね。

続いて最新のSUV、シンビオズのご紹介です。

BセグメントのキャプチャーとCセグメントのオーストラルの中間に位置する、

Cセグメントで最も小さいSUVモデルとして登場しました。

これほど細かいポジションニングが必要だということは、よほど

欧州はじめ世界中でSUVの人気が高いのでしょう。

見た目では、ラファール同様フランス車特有の「前衛さ」はなりをひそめ、

かなり「普通」で、その代わりと言ってはなんですが、

実用性の面でかなり優秀そうなデザインとなっています。

アヴァンタイムやヴェルサティス、RX4などのデザインを知っている人間からすれば、

この変化を寂しく感じますが、マーケティング的には

こちらが正解なのだろうというのも分かります。

ディティール各部にエッジを効かしたデザインが採用されているものの、

全体的には容積を稼ぐフォルムとなっており、ヴァンデンアッカー時代の

デザインとはまた違う傾向が見られますね。

センターコンソールには大きな液晶が備えられており、車内で必要な操作は

ほとんどすべてこの液晶周りで済みそうです。一昔前のモデルとは全く違う

コンセプトとなっていますね。パワートレインは、1.6リッターエンジンに

2つのモーターとバッテリーを組み合わせたフルハイブリッド。

最高出力は145PSと、アルカナ(こちらの出力は未発表)と同じと思われます。

そこで、以前にアルカナのフルハイブリッドに試乗したことが

あったのを思い出しました。速くは無いですが非常にスムースで乗りやすく、

また燃費が素晴らしくよかったので、多少の違いはあるにせよ、

こちらもほぼ同じパフォーマンスを発揮してくれるでしょう。

今回はここまでとさせて頂きます。次は最終回で、セニックをご紹介いたします。