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フランス車乗りの祭典! その6

どうもです! 最近有田哲平のプロレスYoutubeチャンネル、

「オマエ有田だろ!」にハマっているナパです。

            

ついにフランス車乗りの祭典編も、6まで来ましたね。

まぁ、それぐらい楽しいイベントだということを

ご理解いただければ幸いです。

ではシトロエン編パート2、参りましょう!

      

まずはこちらから

シトロエンDS、前期と後期ですね。

DSは「デ・エス」と読みます。由来は諸説ありますが、個人的には

女神を表す「deesse (デエス)」が由来っていうのが気に入ってます。

1955年から1975年まで延べ20年間生産され、145万台が世に送り出されています。

           

ちなみに1967年を境に前期と後期に分かれます。

前期は上の写真で言う左側で丸目2灯に補助灯2灯のクラシカルなフェイスマスク。

後期は右側で、有機的なライトカバーに2灯づつを収めるモダンなフェイスマスク。

全体的なボディフォルムは変わらないけど、

マスクはそれぞれに味わいがあり、また違ったエレガントさが感じられます。

        

ちなみにDSは、ステアリングをはじめ、サスペンション、ブレーキ、セミATに

至るまで主要部を油圧で制御する「ハイドロニューマチックシステム」を採用しており、

独特の乗り味を披露してくれます。

特に乗り心地は当時の最高水準と言われており、フカフカのソファのようなシートと

相まって「まるで雲の上の乗り心地」と言われたほどです。

私も何回か運転したことがありますが、運転するたびに

「堪らんな、この乗り心地」と、今でも欲しいクルマベスト3に入っています。

            

お次はこちら

唯一無二の存在、コンパクトハイドロカーのGSとGSA。

左が前期型のGS、右が後期型のGSAですね。

駆動方式はFF、エンジンは水平対向、ハイドロニューマチックシステム、

インボードブレーキなど小さなボディーからは想像もつかない、

当時の最新技術がハネマンぐらいはありそうな非常に凝った作りの一台です。

実はワタクシ、右のGSAを2年くらい所有しておりました。

ボディーカラーも同じベージュです。懐かしいなぁ。

小さいくせに乗り心地が抜群に良くて、よく曲がりよく止まる。

ちなみにこの二台、よく似ていますが、荷室の形状が異なります。

GSはいわゆるトランクで独立した荷室は、横穴式住居みたいな形状。

GSAはハッチバックでリアハッチが開き室内と荷室が繋がった形状となっています。

            

続いて

DSの後継モデルとなるCXです。しかもフランスで救急車仕様だったものを

日本に上陸させた後、オーナーが改造して乗っていらっしゃるそうです。

ですので本来のルーフの高さは、フロントウィンドウ上端の上にある横線のあたりです。

なんでもオーナーはサーファーとのことで、これにボードを何本も載せて移動されているそう。

こんなクルマで海辺に行ったら、さぞ目立つこと間違い無いでしょうね。

CXは空気抵抗のCxが車名の由来で、流体力学を応用した流れるようなボディラインが特徴です。

DSから進化させたハイドロニューマチックに加え、時代背景にあるパワーウォーズと最高速争いに

参戦することになり、見た目の優雅さとは裏腹に年を重ねるごとにパワーアップしていきました。

最初は2リットルNAで106PSだったパワーは、最終的には2.5リットルターボで169PSを発揮。

名前の由来となる空力ボディを活かし、最高速は223km/hを実現したそうです。

こんなゆったりとしたデザインのクルマが200km/hオーバーでぶっ飛んでいたら、

さぞかし周りは驚いたでしょうね。

                

次はこちら

シトロエンVISA(ヴィザ)。1978年から88年までの10年間、シトロエンの

ボトムレンジを受け持ったコンパクトカーです。

しかも写真のモデルはフロントマスクが「豚鼻」の前期型。

もちろん日本に正規で入っていない希少モデル。

ちなみにフツーのマスクになった後期型のGTというスポーティモデルは、

少数ながら当時のディーラーにより日本に入っています。

            

これのラリー仕様でパートタイム4WDの「ミルピスト」というモデルがあるんですが、

それが小さいのに凛々しくて、カッコ良かったんですよねー。

一回でいいから乗ってみたかったなぁ。

         

次はそのヴィザの後継モデルです

AXですね。カワイイなぁ。

1986年から96年まで生産されたシトロエンのコンパクトカー。

当時は空力がトレンドということもあり、いかにも空力を意識したフェイスマスク。

Cd値は0.34と当時の最高水準でした。

日本仕様は当初キャブの1400ccでMTのみという潔さ。スポーティーな3ドアのGTと

5ドアのTRSですが、正直違うのはドア数のみ。

後期になってインジェクションのGTIというモデルに統合されます。

MTのみですから売れはしなかったんですが、とにかく運転が楽しいと

当時話題になりましてね。なんせ車重が750kgしかないから、軽いのなんのって。

ナローなタイヤでリアが軽いから容赦なくスライドするし、パワーは低くてもクルマが

軽いから結構速い。小さくて軽いから扱いやすいし、限界が低い分コントローラブル。

特にワインディングの下りは、腕に覚えがあればサイコーに楽しいコーナーリングマシンでしたね。

              

次はちょっと新しくなってこれ

初代シトロエン・ベルランゴの後期モノのパネルバン。

初代ベルランゴは1996年から2013年まで製造され、後期型との入れ替わりは

2004年から。当然正規輸入はテストのために数台入っただけで、基本並行物。

当然貨物なんて並行以外ありえないわけで。

写真のモデルは完全2座のフルゴネット。鉄ホイールに半分塞がった

リアウィンドーの組み合わせが堪りませんね。

実はこちらの個体、以前撮影したことがあって、詳しく見ました。

細かいディティールを見ていくと、コスト対策をデザインで包み込む技術は流石でした。

当時はすでにカングーオーナーで、琴線に触れまくる一台だったのをよく覚えています。

            

最後はこちら

シトロエン・ジャンピー。シトロエンのLCVの一台で、

ルノーでいうところのトラフィックですね。

こちらは2代目に当たるモデルで、2007年から2016年まで製造されていました。

プジョージャポンではエキスパートとして販売されています。

これもかなり希少ですね。

                

以上、これにてアロンフランセ、シトロエン編パート2は終了です。

お次は最終回、プジョー編です。ではでは!