こんな商用電気自動車が欲しい!
おはようございます!
先日、家の物置にあった懐かしいアルミホイール(SpeedLine製)を見つけ、
クリーナーでゴシゴシ洗っていたら、貴重なレタリングが剥げてしまい、
とっても悲しい気持ちになったナパです。 教訓:古いものは丁重に扱いましょう!
さて、気を取り直して今日のブログです。
今日は、先月半ばにドイツのハノーバーで開催されたIAA TRANSPORTATION、
いわゆる商用車のモーターショーが開催されました。こちらで興味深いモデルが
発表されていたので、レポートしますね!
モデル名は「ルノー・エスタフェット4.0」(Renault estafette 4.0)。
これはネーミングからも分かるとおり、1959年に登場したバンモデル、
エスタフェットのレトロフューチャーモデル。
ちなみにこちらを製作したのはルノーではなく、ルノー、ボルボ、
CMA CGMによって設立された合同会社「Flexis社」によるものだそうです。
ルノーによると、こちらのエスタフェット・コンセプトは、カングーの長さ、
クリオ(日本名:ルーテシア)の俊敏性、トラフィックハイルーフの
積載量を実現するというもの。ホントに? ってことで詳しく見てみましょう。
外装は非常にポップ。カラーはヘリウムグレーと
ルーフのトロピカルイエローのツートーンで派手派手。
ちなみにこの配色は、高さによる圧迫感を和らげてくれる効果があるそうです。
エクステリアの特徴は両側スライドドア。これは開閉時間が早く、
ワンアクションでできるため時間を短縮でき、
さらに開閉スペースも最小限で済むためとのことだが、
まぁオリジナルに敬意を払っての採用だと思われる。
また、リアドアはシャッター式を採用しており、
リアにスペースを取る必要がないそうです。個人的には、
マスク周りに特徴がなくてちょっと残念。
日本の軽自動車を卑下するつもりはありませんが、
いわゆる国産ハイトワゴン系の顔つきだなぁっと。
やっぱりそこはルノー、もうちょっと個性というか、
メーカーのカラーを出して欲しかったなと。
続いてインテリア。こちらもツートーンに塗り分けられ、
エクステリアとの統一感が所有満足度を高めてくれそうですね。
スクエアなカーゴルームは効率を最大限に生かせるので、
トラフィックと同じ積載量というのも頷けます。
ちなみに設置された4つの棚は折り畳みが可能で、
用途によって使い分けられるのがいいですね。
メカメカしいイエローのコクピットは、男の気持ちをくすぐるデザインですね。
あたかもロボットのコクピットではないかという作り込みにニンマリ。
実際に乗ったと仮定すると、イエローがあまりに眩しすぎてちょっと
運転はどうかと思いますが、まぁそこはコンセプトモデルということでご愛嬌。
でも、たとえ動かなくても、ついつい各種スイッチ類や操作系を動かしたくなるのは、
子供っぽいと言われようとも、抑えられない衝動ですね。
助手席は折り畳みシートで、あくまでエマージェンシー的な扱い。
ただ、その割り切りにもグッとくるというのは褒めすぎでしょうか。
メーターは7インチ、ダッシュボード上は12インチの液晶。
スムーズに1枚に繋げない、あえてのツインモニター化がこれまたいいですね。
頭上には大きな棚があり、助手席前は筒形のケースが配されており、
ストレージモジュールの設置場所として作られている。
また座面周りには7つの小物入れと、収納力抜群です。
が、どこに何をしまったのか忘れてしまうそうだと思うのは、
ワタシだけでしょうか?笑
ちなみにこのエスタフェット、通信により常時クラウドに接続され、
稼働率のみならず稼働効率も計測し、ライフサイクルなども含めて監視、
各部を更新してくれるとのこと。さらにユーザーの習慣なども学習し、
コストの削減に努めてくれるそうです。
まぁ今ドキ? 非常に頭が良く効率的でコスト削減にも役立ってくれるそうですが、
個人的には「うるせーよ」って感じです。笑
人間は効率だけを求めて生きていないぞ! と。
動力は100%電気のBEVで、市販モデルの生産は2026年を予定しているそうです。
電池の容量やモーターの性能などは明記されていなかったので、
販売が本格する頃には発表されるのではないでしょうか?
最後に、こちらがオリジナルのエスタフェット。発売開始は1959年と約65年前。
前述した通り、ドアはスライドドアを採用しています。
何はともあれ、デザイン的にはこちらの方が何倍も好ましいですね。