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ルノーのSUVってどれぐらいご存知ですか? その1

みなさま、ルノーのSUVというと

何を思い浮かべますでしょうか?

ワタクシ、ナパは断然エスプリですね。

昔のミニバン時代に憧れて、2世代目ではF1のエンジンをミッドに搭載した

エスパスF1なんてコンセプトモデルもあって、あれには度肝を抜かれました。

座席が4つあって、その中央にV10エンジンが鎮座しているレイアウト。

多分耳栓してても鼓膜がビリビリと震えたことでしょう。

なんせ800PS/13800rpm、当時の3.5L FW15Cをまんま搭載しているんですから。

ルノーのミニバン、最近ですとキャプチャーやアルカナのイメージが強いですかね。

以前のルノーをご存知の方は、セニックも挙げられると思います。

実は今、本国ルノーではSUVモデルが「祭り」状態なんです。

本国のカタログを見てみると、オーストラル、セニックや

エスパスなんて、ルノーに詳しい方にはご存知のモデル名が

並びまして、シンビオーズ、ラファールなんてモデルも存在します。

そう、これにキャプチャーとアルカナが加わって

合計7モデルもラインナップされているのです。

そこでここでは、日本未導入のルノーSUV5車種をご紹介していきましょう。

あ、ちなみにカングーもミニバンやSUV、どちらに種別されるか微妙ですが、

フランス本国では完全にミニバン扱い(貨物ベースの乗用モデル)なので、

今回は登場致しません、あしからず。

ミニバン時代のエスパス4世代

まず紹介するのは、先代モデルでミニバンからSUVへと生まれ変わったエスパス。

実はエスパスの歴史は古く、欧州初のミニバンとして1984年に登場しています。

ミニバンのパイオニアともいうべきモデルなんですね。その後、

91年で2代目へ、97年で3代目へと進化していきます。

この3代目まで、開発と生産はマトラ社が行っていました。このマトラとは、フランスのコングロマリット(企業グループ)で、グループ内には自動車産業をはじめ、宇宙産業、兵器産業などの会社も存在していました。この代までのエスパスは、ボディにFRPを使うことで上物を軽く作り、ミニバンとは思えないハンドリングと走行フィールで人気が高かったのですが、売れ行きが好調になっていく中、マトラでは生産が賄えきれなくなり、次世代よりルノーが生産に着手することとなりました。

こうしてルノー生産となった4代目が2003年、5代目がSUVへと変貌を遂げ、2015年に登場しました。

ミニバンのパイオニアがそのミニバンをあっさり捨て去る。なかなかできませんよね。

そして2023年、現行モデルである6代目へと進化します。

シャシーは先に登場したオーストラル(CMF-C/D)のロングホイール版。

座席は2列仕様、3列仕様の両方が用意されています。

パワートレインは1.2L 3気筒ターボに、モーターを組み合わせる

フルハイブリッド「E-TECH」1種類のみを採用。ボディの小型化と軽量化により、

燃費は26.1km/Lとコンパクトカー並みの数値を記録しています。とんでも無い技術ですよね。

続いて、名前が登場したのでオーストラルをご紹介しましょう。

オーストラルはCセグメント、いわゆる中型クロスオーバーで、2022年に登場しました。

簡単にいうと少し大きなキャプチャーですね。パワートレインは、お得意の1.2L 3気筒ターボに

モーターを組み合わせたフルハイブリッドのE-TECHを筆頭に、1.2L3気筒ターボのマイルドハイブリッド、

1.3L4気筒ターボのマイルドハイブリッドの3種が、駆動方式はFFと4WDの二つが用意されています。

また、アルピーヌにインスパイアされた

「エスプリ アルピーヌ」が最初に設定された

モデルでもあります。

駆け足で説明してしまいましたが、本日はここまで。

次回はラファールとシンビオズの2車種を紹介いたしましょう!