フランス車乗りの祭典 その7
どうもです。
ついにアロンフランセのレポートが最終回となりました。
お付き合いくださいました皆様、ありがとうございます。
11月最初の水曜日のダウンタウン、笑いましたねー。
久々の神回ってやつですかね。
北の国からって観たことないのですが、
思わず観たくなりましたね。
でもあかつさん、やっぱり水ダウでしか見ないのかな。
昔はスター名鑑(といってもこれは特番ですけど)にも出ていて、
(オファーじゃなくて欠席補充要員でだけど)オモロかったのに。
それはさておき、アロンフランセ車山2024最終レポートです。
今回はプジョー編です、それでは参りましょう!
最初はこちらから。
プジョー205ラリーです。
最近ではプジョー205でさえかなりレアなモデルですが、
ラリーは205の中でもかなり超激レアです。
ラリーという名が示す通り、ラリー競技出場が前提で開発されたモデルで、
装備なんざハンドルとブレーキとクラッチぐらいしかついておりません。(嘘)
実際はエアコンやパワーウィンドーが省略され、ホイールも鉄製、
もちろん内装材も極力省かれています。
そのおかげで車重はGTI比でマイナス60kgの790kgという軽量化に成功。
当時のラリー競技のカテゴリーである、グループNとグループAに合致するよう
排気量は1240ccに設定され、ノーマルの205よりも安価な設定で販売されました。
ツインキャブのSOHCでパワーはたった103PS。当然こんな面白そうなモデルを、
当時の欧州プライベーターが放っておくわけはなく、絶大な人気と支持を集め、
週末のラリーイベントのみならずワンメイクラリーも開催されるなど、
ラリーが一般的なものへと浸透し、大いに盛り上がりました。
1.9リットルのモデルもありますが、残念ながらこちらのモデルは850-880kgと
そこまで軽量化を実現できず、そのせいか1.3ほどのダイレクト感はありません。
もちろん、それでも十分にオモシロイのですけれど。
ワタクシも205ラリーは過去に何度かステアリングを握りました。
大したスペックではないのに、走らせると異様に楽しい。
フロントウィンドーから広がる景色が、チュリニ峠に見えるほど。
(ラリーモンテカルロの舞台 行ったことないけど💦)
クルマにとって「軽さ」がいかに大切かを教えてくれたモデルでした。
これに影響されて生まれたのがこのモデルです。
プジョー106ラリーです。これは前期型。通称テンサンラリーです。
106ラリーは前期後期があり、前期型は心臓部に1.3リッターSOHCの
エンジンを搭載してることから、テンサンラリーと呼ばれています。
ちなみに後期型は1.6リッターDOHCエンジンを搭載していますが、
なぜかテンロクラリーとは呼ばれていません。
小さいボディに新開発のシャシーは、205よりも容量が大きく、その分サスペンションが
しなやかで乗り心地もよかった記憶があります。フランス製ラリーマシンらしいですね。
エンジンはインジェクション仕様となり101PSとわずかにパワーダウンしていました。
さらに車重も若干嵩んだことで、205ラリーほどのダイレクト感は感じられませんでしたが、
やっぱり一回り小さいボディの取り回しは楽しく、205ラリーと比べても
甲乙つけ難いドライビングプレジャーを与えてくれました。
そして最後はこちら。
すいません、プジョーは3台しか撮っていませんでした。
プジョー505ですね。エンジンは2.7リットルのV6。
他に初期モノの2.0リットル、後期はスポーティなGTIの2.2リットルモデルもあります。
駆動方式は後輪駆動のFR。本当これ、ゆったりとしていて最高の乗り心地なんですよ。
リアは604から受け継いだセミトレーリングアームというサスペンション形式を採用していて、
505の新車当時でまさに熟成の域に達していており、現在の主流である
マルチリンクサスペンションが熟成化するまで、長らく「最高の乗り心地」
と謳われたほどでした。ちなみにルノー16のWウィッシュボーン+トレーリングアームも
素晴らしい乗り心地を提供してくれています。
私の記憶だと、燃費は5km/Lとなかなか厳しいのですが、
トルクフルで運転しやすいし、高級感あるしで、好きなクルマです。
あ、ワタクシ、過去に半年ぐらい乗っていた時期があるんです。
燃費には辟易しましたが、それでもよかったなぁ。
これでアロンフランセ2024のレポートは終了です。
いやぁ、思い出すだけでも楽しさが蘇ってくる。
やっぱり同好の士が集まるイベントは楽しいですね。